結婚6年目にして無性に読みたくなる「唯川恵」さんの書籍②

本の紹介

結婚6年目で追えるような恋愛が遠のき、安定の生活へ。

それもそれで悪くない。

が、なんとなく一緒にいる日が続くと「夫婦」ってなんだろう?と考えるように。

なんだろう。

そう感じた時に、唯川恵さんの「100万回の言い訳」。

こりゃ考えさせられる・・・

夫婦ってなんだろう?

なぜ、結婚したらセックスレスになるのだろうか?

なぜ、結婚したら「好き」とか「愛してる」と言わなくなるのだろうか?

なぜ、NHKの体操のお兄さんに胸ときめかせるのだろうか?(私だけではないはず!)

そう、一緒にいたい!という最上級の表現が結婚するということであったため、その感情から抜け出せずにいます。
夫のことは愛しているけど、今更「寂しい」とか「好きと言って」などいうのもなんだか照れ臭いのが現実。
でも、そんな気持ちを伝えてほしい!言いたい!ってのが乙女心。

どっち!?と男性は思うかもしれないけど、本音と建前でどっちも正解なのが女の気持ちなのではないかなと思うんです。

私は、友人と一緒によく「夫婦」について話すため、飲みに出かけます。

私は今年35歳、友達は39歳(A子さん)と45歳(K子さん)。

彼女たちの考えはとても面白く、愚痴はほとんどなく感情の考察に近いところがまた興味深い。

二人とも、再婚し二度目の結婚生活を満喫中。

私よりも人生経験も豊富でとっても知的な彼女たちとの間で話すことはいつも「夫婦」について。

今の現状が悪いこともあれば、そうでない時もあるのですがそれぞれ共通して思うことは「今より良くしていきたい」、と言う気持ちが強くあります。これは夫婦関係にかきらず、全てにおいて。

そもそも愚痴って建設的でない。と言うのは暗黙の了解。←この感覚が一緒なのがラク。

そんな中、一緒に連れ添うことへの違和感やなぜ結婚して夫婦でいなければならないのかなどを話すうちに私は、

結婚するまでは「好きだから一緒にいたい」と言う気持ちだけが繋いでいた私たちですが、それがなくなると新たな感情をも持たなければ繋がっていてはいけないような、そこに無意味さも感じるようになったのです。

そんな中、私は何か感情に向き合いたいと思い唯川恵さんの本の中で何かヒントはないかなと思い読んだのが「100万回の言い訳」だったのです。

100万回の言い訳

「夫婦」とは何か、を考えていく上では考えさせられる小説でした。

夫婦と言う関係がありながらもそれぞれ第三者との関係の中で夫婦が一緒にいる意味を考えていくと言うストーリーです。

子どもがおらず、仕事もそれぞれで自立している中、求め合い結婚したはずなのに年月が経つごとに男女として見れなくなってくる様が描かれています。

不倫や浮気、そして、女としてみられたいと思う気持ちなど、共感してしまう点も多くありもしかしたら浮気は悪くないのかも、、、なんて途中私も思ってしまったほど、作者の一人称の感情の書き方がお上手!

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