近藤史恵さんはミステリーの書き方がとっても上手で、ハラハラドキドキ!でも最後は安定の着地で「間違いない」!と思うのは、かなり近藤さんのファンなのかもしれません。
私は特に「食」に関しての小説が大好きです。自分がまだ食べたことのない料理などを想像してお店や味のイメージを自分で考える、こういう店好きだな、この料理は好みだなと考えるのが好きです。
マカロンはマカロン!
出てくる料理が個性的で、どれもよだれが出そうな程美味しそうな描写に、いつも「ビストロ・パ・マル」シリーズが出るのを楽しみ待っていました。
「タルトタタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」を読破し、そして遂に「マカロンはマカロン」が出るや否や、すぐに購買!
私は、この本のミステリアスな部分と料理のクォリティの高さがずっと飽きさせないストーリーがそのお店に実際に働いているような、そんな感覚に陥ります。
さて、「マカロンはマカロン」もいろんな事件や謎が浮上してくるのですが、どのストーリーも人間味のある素敵なお話。
読む人によって謎解きの展開に面白さにフォーカスする方もいれば、美味しそうな料理に魅せられる方も。
下町にあるフランスレストラン!近くにあれば必ず毎週行きたくなるような美味しい料理や変わった料理が出てくるのですが、ベッコフ、ブリオッシュ・サン・ジュニ、豚一頭分のロティ、豚足のガレット、真鯛のポワレなど、どれも食べたくなる・・・
馴染みのない料理の名前も、どんな風に料理をしているのか描かれているので、味が口の中で自然と広がります。
待望のドラマ化!キャスティングが気になる!
そして、このシリーズが遂にドラマ化!「シェフは名探偵」というドラマが始まるそう。
この物語に出てくる三船シェフは誰かな・・・なんて勝手に昔からキャスティングしていたのですが、私の中では三船シェフは「役所広司さん」でした!笑
三船シェフの深さを演じる事ができるのは彼しかいない!と想像しておりました!
そして実際のドラマは「西島秀俊さん」!
ホォー!なるほど!そこにきましたか!
正直はじめは「?」という感じでしたが、三船シェフの物静かで鋭さ、、、西島秀俊さんもいけるかも!と思いました。
私が想像するよりも若買ったのはちょっと寂しいですが、役者が揃ったところでこのドラマが始まるのは非常に楽しみ!!
そして、そこに登場する料理はやはり要チェック!!!!
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