2021年4月19日は夫が35歳の誕生日を無事迎えました。
そして6年前の2015年4月19日、私たちは入籍をしました。
その間に可愛い女の子2人にも恵まれ、順風満帆!という結婚生活に思えるのですが、たった6年、いやされど6年。結婚生活も紆余曲折がありました。
結婚して無性に唯川恵さんの恋愛小説が読みたくなる理由
私は昔から本が好きで、特に小説ではミステリー系をよく読んでいました。
伊坂幸太郎さんが大好きで、仕事の合間にも欠かさず小説を読み耽っていたことを思い出します。
学生の頃や独身の頃や比較的自由奔放な恋愛も多く、恋愛小説はあまり読まなかったのですが、無性に最近唯川恵さんの小説が読みたくて仕方がありません。
何も考えず、フラッと立ち寄る本屋さん。
最近目線の先には「唯川恵」さんの本を探していることが多いのです。
そこまで気にしたことがなかったのですが、ある夜女友達と飲みに行った際、話の内容は「夫婦関係について」でした。
特に愚痴で盛り上がることはなく、関係性を良くして行くには?これから伴侶と人生を全うできるのかしら?そもそもなんで結婚したんだろう?
という話で深夜まで盛り上がったことがありました。
話自体は面白く、とっても刺激的な内容だったのですが、そこで気がついたのは
「私、今旦那に愛されてない?」
ということ。
付き合っていたときは、あんなに燃え上がったのに、今は家にも帰って来ない・誕生日や記念日も祝われない。旅行は男友達といき、結婚後家族だけで旅行は行ったことがない。
あれ!?なんか私愛に飢えてるのかもしれない?
そう、だから今まで読まなかった恋愛小説に心の潤いと昔の記憶に浸っていたのかもしれないと気付いたのです。
「愛なんか」
唯川恵さんの「愛なんか」は12人様々な恋愛模様が描かれています。
それぞれ全く違う女性でも、どこか共感してしまうところもあり、泥沼に心を持っていかれる短編集ばかり。
それが唯川恵さんの魅力だといつもため息が出てしまうほど、彼女の書籍が愛おしく思ってしまいます。
今自分の状況からすると、不倫や女同士で男の取り合いをしたり、女友達と恋愛の価値観で喧嘩をしたりということは非現実的であるがために、そんな世界観にちょっとでも足を踏み込んでいることが
「まだ女として頑張っていける」
という、原動力にもなるわけです。
愛に枯渇しているのに、読み終わるととっても気持ちが晴れる。内容は泥沼ではあるのですが、何故こんなに気持ちが安定するのだろうか?
結局、本書の彼女たちは愛に裏切られ、そしてそこからまた愛を求めて走り出す。しかし、その愛の先には深い孤独が待っているのです。
この孤独、私が独身の時に感じた、二度と味わいたくない「孤独」。
恋愛は楽しいです。燃え上がり、毎日毎晩「好きだ」と言ってもらえる。
でもとことん「孤独」でもあるのです。
それから逃れたくて、結婚しそして今「孤独」は少なからず感じずに生活しています。
独身ならではの孤独のほろ苦さを思い出しながら、今に安心する。そして、自由恋愛の喜びを疑似体験したいがために唯川恵さんの危険な恋愛を求めてしまうのだと思います。
結婚して心の安定や安心を得られたからこそ、読んでいて客観的に楽しめるようになった気がします。
本は自分の枯渇度バロメーター
本って面白いからなかなかやめられません。
私はまさに「枯渇度のバロメーター」だと感じています。
ミステリー系が増えて行くと、「最近ワクワクすることに挑戦できてないな?」と感じたり、また恋愛の本だと旦那との関係性の見直しや日々の態度を改めないとと感じます。
これからもまた、唯川恵さんの書籍はご紹介していきたいと思います。
今日もいい1日でありますように・・・!
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